8⽉某⽇、静岡市の静岡聖光学院中学校さんで「夏のワクワク講座~井上玩具煙⽕とのコラボ授業~」が開催されました。
荘厳な雰囲気のチャペルや最先端の設備が導⼊された校舎、緑豊かな校庭。 キリスト教の教育理念に基づく、6ヵ年⼀貫の男⼦校です。
伊藤⼤介先⽣にご紹介いただき講師として登壇致しました。
⼿持ち花⽕の歴史や素材、会社の歴史、今夏新たに発売した駿河伝統花⽕「義助」の話を約30名の⽣徒さんに向けてお話ししました。
講義の中には、オリジナルの⼿持ち花⽕の名前を考える課題解決型学習を⾏いました。 ⽬を⾒張るような素敵な名称をたくさん発案してくれました。
アイディアの⼀部をご紹介します。
・「花美」(すべての花⽕が花のように美しいから「⽕」を「美」にした) ・「千散花・千散⽕(せんさんか)」 ・「じゃんけん花⽕」(花⽕でじゃんけんができるものがあるといい。) ・「エクスプロージョン」「カマエル」 ・「ちゃぶ台返し」「光のきざし」「ブルーバード」「⾚の想い」 ・「曙線⾹(あけぼのせんこう)」「紅⽉(あかつき)ロケット」
その後、実際に花⽕に⽕をつけ、花⽕の美しさを楽しみました。 ⽣徒さんからは「いつもの花⽕より⻑い」「⾊が綺麗」と、そのクオリティに興奮する声があがりま した。 国産花⽕の素晴らしさを感じてもらえたようです。
講座終了後に実施したアンケートで「興味をもったこと」 「駿河伝統花⽕『義助』を買ってやってみたいかどうか」 「今後花⽕講座を開催する際に期待すること」をお聞きしました。
【興味を持ったこと】 ・⾼級花⽕をやってみたい。(井上玩具煙⽕株式会社が)静岡に⼀つしかない会社 ・花⽕の⾊が変化するところ ・⼑鍛冶の名前がつけられているのがよかった。 ・花⽕の原料が⼑と同じことは意外だった。 ・花⽕にもたくさん種類がある。花⽕の名前にはちゃんと意味がある。 ・島⽥の歴史について(⽇本史を授業で学びはじめて歴史に興味があったから) ・今現在花⽕業界がピンチだと思って残念に思った。
【駿河伝統花⽕『義助』を買ってやってみたいかどうか】 ①やってみたい ・誕⽣⽇などでやってもらえると嬉しそうだから。 ・今回の話を聞いて興味をもったから。 ・形が独特でどのように⽕花が散るか⾒てみたいため。 ・プロモーションを⾒てキレイだと思ったから。 ・⾒たことのない光り⽅をしているから。 ②思わない ・⼦どもにはちょっと⾼いと思った。 ・買ったとしても鑑賞⽤だと思う。とても⼤事な時に使うかもしれない。買うとしても⼀⽣に1~2回し か買わないと思う。 ・⾼級なので、使わずに残しておきたいから。
【今後花⽕講座を開催する際に期待すること】 ・作り⽅を少し知りたい。 ・⾃分的には会社のことや花⽕のしくみなどを知りたい。 ・花⽕の作り⽅を教えてほしい。 ・⾃分たちで作ってみたいと思った。 ・花⽕の種類の説明。作ってみたい︕
講座をコーディネートしてくださった⽥代正樹先⽣からは「担当の学校の夏期講習と⾔うと、とかく勉強 ばかりしていると思われがちですが、こんなワクワク講座も、夏期講習ならではのもの。夏の⾵物詩であ る花⽕を、このような形で学ぶことができたこと、私にとっても、とても良い学びとなりました」とご感想をいただきました。
夏の⾵物詩である⼿持ち花⽕ですが、学校⽣活の中でその仕組みや市場について学ぶ機会はまずありません。生徒さんの中でも、「国産花火を毎年買っています!これ井上さんの花火だったんですね!」と声を掛けてくれる方もいました。いつもは花火を製造する立場である私が、皆さんと一緒に花火に触れ合いながら直接お声を聞けたのは大変貴重な時間となりました。
静岡聖光学院様、ありがとうございました!
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